2006年12月18日

妖精

エルフと聞くと耳が長くて美しくて緑色の服と金髪しか思い浮かばない人。
エルフに対して妖精という言葉を使うと違和感を感じる人。
割とそういう人が多いのは仕方ないのだろう。
「指輪物語」はかくも偉大なのである。

だけどそれが当たり前のように話を進められてもうんざりすることだってある。
そもそも「指輪物語」すら読んだことがないのに「エルフとは〜だ」的な話を僕の前で展開するのはやめろ。フェーデにうったえるぞ。
ちょっとこの本でも読んでみろ。


なんてここで書いても仕方ないのだけれど、この本はホントにオススメ。
日本語版はサムネイルがなかったので英語版をリンクした。

ヨーロッパの妖精について書かれた美しい絵本で、書いてる人がブライアン・フロウド氏とアラン・リー氏。
アラン・リー氏については、「指輪物語」の挿絵や映画「ロード・オブ・ザ・リング」で知っている人も多いだろうと思う。

二人とも絵が恐ろしく上手で、土着の妖精たちを存在感たっぷりに描き出している。
ヨーロッパの妖精たちに現実味をあたえてくれる、すばらしい絵本だ。

ちなみに、そういった妖精たちにもっと実在感を感じられたら、ガラドリエルの言葉の意味も、さらに現実味を帯びてくる。

「われらは西へ旅立つか、さもなければ退化して谷間や洞穴に住む粗野な種族になり下がり、次第に忘れ、忘れられていくほかはありますまいね。」

トールキンのエルフには、そういう妖精たちにつながるパースペクティブがあったのだと思う。

逆に言うと、「エルフとは〜だ」なんて簡単に語れるほど単純な設定じゃないんですよって話だ。わかったか。一部の人。


ラベル:絵本
posted by McGand at 02:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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